【ポーカー】テキサスホールデム(Texas Hold'em)入門 ルールや勝ち方のコツなど解説
2022/08/02
カテゴリー:college
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概要
このページでは、テキサスホールデム(texas hold'em)のルールを解説しています。
アメリカでポーカーというと大体がこのテキサスホールデムを表しています。
一応日本だけで流通しているポーカーのルールもあるのですが、最近ではテキサスホールデムが日本でもポーカーの代表的なルールとなってきています。
youtuberの世界のヨコサワさんが海外で賞金を稼いでいることでも有名ですよね。ぜひこのページを見てテキサスホールデムのルールを覚えちゃいましょう!
目次
テキサスホールデムとは??
参加者は2人~9人で、そこにディーラーが1人つくのが基本です。
参加者はそれぞれ「チップ(chip)」を持っていて、それが自分の所持金となります。
この「チップ」という自分のお金を掛け合って、どんどん自分のチップを増やしていくのが流れとなります。
このゲームは参加者(プレイヤー)同士で戦うゲームです。ディーラーはカードを配ってくれるお手伝いさんのようなものです。
カードの強さ
ディーラーはプレイヤーにカードを2枚ずつ配ります。
そして、いくつかの段階を経て、最終的にディーラーは場に5枚カードを出します。
プレイヤーは自分のカード2枚と場のカード5枚の7枚のうちから、5枚を抽出し、役というものを作ります。参加者の中で一番強い役を持つ人が掛けたチップを総取りできます。
一応役の中でも強さが分かれており、Aが一番強くて、順にK, Q, J,…,2という序列になります。
その役というものは10種類あって、弱いものから順に紹介していきます。
ハイカード(役なし)
はじめは役なし、ハイカード(Highcard)です。
なにも関連性のない5枚のカードで構成されていて、その5枚のうち一番強いカードがハイカードとなります。
例えば、5枚の中で一番強いのがKだとすると、Kのハイカードと言ったりします。
ワンペア
次に強いのが同じ数字が2枚そろったワンペア(Pair)です。
同じワンペア同士だと、より強いカードのペアを持つ方の勝ちとなります。
例えば、KのワンペアとQのワンペアだとKのワンペアの勝利となります。
どちらも同じ数字のワンペア同士の勝負の場合、その数字を除いた一番強いカードがどちらが強いかで勝敗を付けます。
そのカードのことをキッカー(kicker)と言ったりします。
ツーペア
次に強いのがワンペアが2組ある場合で、ツーペア(Two pairs)と言います。
ツーペア同士の勝負の場合、より数字が強いペア同士を比べて勝ち負けを決めます。
より数字が強いペア同士が同じ場合は、もう1組のペアの数字を比べて勝敗を決めます。
スリーカード
その次に強いのが、同じ数字が3枚手札にあるスリーカード(Three of a king)です。
ワンペアと同様にスリーカード同士ではカードの数字の強さで勝敗を決め、同じスリーカード同士だと残りのカード(キッカー)で勝負します。
ストレート
その次が少し変わっていて、階段状にカードが並んだ時、ストレート(Straight)という役になります。
具体的にいうと、下の例のようにKを先頭にして、1ずつ小さくなっている5つのカードのことです。
この例の場合、ストレートの組の中で一番強いカードをハイカードといい、Kハイのストレートと言ったりします。
ちなみに、「A」「2」「3」「4」「5」でもストレートとなり、一番弱いストレートの組み合わせになります。
注意してほしいのが、「K」「A」「2」「3」「4」だとストレートにはならないということです。
フラッシュ
次に強い役はフラッシュです。この役は全ての絵柄が同じだと成立します。
ちなみに4つの絵柄、♣(クローバー)♠(スペード)♦(ダイヤ)♥(ハート)のことをスート(suit)と言います。
ゲームによってはこのスートの強さに優劣があるものもありますが、テキサスホールデムにおいては強さに優劣はないです。
フルハウス
この次の役は、ワンペアとスリーカードを組み合わせたフルハウス(Full house)という役です。
もしフルハウス同士の戦いになった場合、スリーカードのほうの数字の強さで勝負します。スリーカードの数字が同じ場合、次にワンペアの数字の強さで勝負します。
この場合、ワンペアのほうは「2」より「Q」のほうが強いですが、スリーカードのほうは「A」が「K」より強いので、下の例の勝利ということになります。
両方同じ場合、引き分けとなります。
フォーカード
これ以降はなかなか登場しない役になってきて、4枚同じ数字がそろうフォーカード(Four of a kind)という役になります。
フォーカードが成立すれば、大体の勝負で勝つことができるでしょう。
ストレートフラッシュ
ストレートフラッシュ(Straight flush)も役が組み合わせたもので、名前の通りストレートとフラッシュが両立している役になります。
ロイヤルフラッシュ
ロイヤルフラッシュ(Royal flush)は、ストレートフラッシュの中でもAから始まる最強の役です。
スート違いで全部で4種類しかありません。ロイヤルストレートフラッシュともいわれます。
プリフロップ
ディーラーはまず初めに参加者全員にカードを2枚配ります。
この手元に2枚カードがある状態をプリフロップ(pre-flop)といいます。
このプリフロップの状態から参加者はゲームに参加するかどうかを決めます。
ゲームに参加する条件
配られた2枚のトランプを誰にも見られないように見て、このゲームに参加するかどうかを決めます。
ゲームに参加するためには、誰かが掛けたチップの中で最高額のチップの量と同じだけのチップを自分も出す必要があります。同じだけのチップを掛けることをコール(call)と言います。
逆に、そんなにチップを出したくないよという時は、参加しないという意思表示としてカードを捨てます。これをフォールド(fold)といいます。
さらにもう1つ選択肢があって、もっと掛け額を上げたいという時は自分がより多くチップを出すこともできます。これをレイズ(raise)といいます。
自分がレイズをすると、ほかの参加者はその金額と同じ額だけチップを出さなければ参加することができません。
誰かがレイズした後、さらに金額を上げたい時はリレイズ(reraise)することも可能で、さらにリリレイズ、リリリレイズも可能です。
ディーラーボタン
このコール・フォールド・レイズという3つの選択をすることをアクション(action)というのですが、そのアクションをする順番も決められています。
テーブルの上には、チップと配られたカード以外にディーラーボタン(dealer button)という目印のようなものが参加者の誰かの前においてあります。
そのディーラーボタンの左隣の人から時計回りにアクションをしていきます。
ただそれだと掛け金0円でゲームが進んでしまうこともありますよね。
それを防ぐために、ディーラーボタンの左隣の人は無条件で少しチップを掛けることになっています。それをスモールブラインド(small blind)といいます。
スモールということはビッグもあって、スモールブラインドの人のまた左隣の人はその2倍のチップを掛けることになっています。それをビッグブラインド(big blind)と言います。
例えば、スモールブラインドが1ドル、ビッグブラインドが2ドルのテーブルだと1-2(one-two)のテーブルなどと表現されることが多いです。
公平になるように、ディーラーボタンは勝負が決まるたびに時計回りに移動していきます。
フロップ
参加者の出したチップの量がすべて同じになると、フロップ(flop)という段階に移ります。
簡単に言うと、ディーラーが場に3枚カードを開きます。
それ以前にかけられていたチップ達はポット(Pot)と言われる場所へ移動します。
その3枚のカードを見て、参加者はまた3つの選択肢、フォールド・コール・レイズを選びます。
そのアクションの順番は同じくディーラーボタンの左隣から時計回りに進んでいきます。
フォールドした人がいれば、とびとびになりますが、時計回りの順となります。
1番目にアクションをする人がコールを選択した場合、0円に合わせるということになるので少し呼び方が変わり、チェック(check)という呼ばれ方をします。
また、1番目にアクションする人がレイズを選択する場合も、ベット(bet)という呼ばれ方をします。
ターン
また参加者の出したチップの量が一緒になった、もしくは誰もチップを掛けなかった場合ターン(Turn)という段階へ移ります。
ターンではさらにもう1枚ディーラーがカードを開きます。これで場には4枚カードがオープンした状態になりましたね。
同じくディーラーボタンの左隣から時計回りにアクションをします。
リバー
同じようにチップの量がそろうと、リバー(River)という状態に移ります。
ディーラーは最後の1枚のカードをオープンし、プレイヤーは最後のアクションをします。
全員のチップの量がそろい、参加者が2人以上いれば、カードを見せ合います。それをショーダウン(showdown)といいます。
カードをオープンする順番は、最後にレイズ、またはベットした人から時計回りに見せます。
だれもレイズ・ベットしていない場合は、ディーラーボタンの左側のスモールブラインドから時計回りに見せます。
もし2番目にカードをオープンする場合、自分の手札を見せたくない場合は、裏返しで捨てること(マックmuck)も可能です。
しかし、マックをした場合、強制的にその人の負けとなります。
ポット獲得
最後のリバーで一番役の強かった人がポットにあるチップを総取りできます。
もしどちらも全く同じ役の強さの場合、ポットのお金を半分にしたりします。
このように、プリフロップ→フロップ→ターン→リバーという4つの段階でテキサスホールデムは構成されています。
勝ち方のコツ
このテキサスホールデムというゲームはかなり奥深く、勝つためには相手の持っているカードを予想する必要があります。
予想する手掛かりは、相手の掛けたチップの量だったり、場にオープンされているカードだったり様々ですが、ポーカーを始めたばかりの人はまず基準を作ることが大切です。
例えば、手札にAが入ったら参加してみるだとか、手札の2枚が同じ数字があったら参加してみるということです。
実は、プリフロップ(参加者に2枚カードが配られる)の段階で勝率を計算することができます。
もし、手札に柄が揃った2枚が来たら、赤い枠で囲われたスーテッド(柄が同じ)側の確率となります。スーテッドの方がフラッシュの確率が高い分、勝率は上がります。
例えば、♠の「A」と♠の「10」が来たら同じ柄なので、スーテッド側の右斜め上側の確率、64.7%となります。
もし、♠の「A」と♦の「10」なら、柄が違う(オフスート)なので、62.9%の勝率となります。
このすべての確率を覚えることは大変なので、とりあえず勝率70%以上(オレンジ色)の2枚の組み合わせを覚えてみましょう。9以上のペアですね。
9以上のペアが入ったら参加すると決めておけば、適当に参加するより勝率を上げることができます。
慣れてきたら、60%以上(緑色)、50%以上(青色)と覚えていきましょう!
まとめ
まとめると、テキサスホールデムは手札の2枚と場の5枚のカードを組み合わせて役を作り、チップを奪い合うゲームです。
カードの役は強い順に、ロイヤルストレートフラッシュ→ストレートフラッシュ→フォーカード→フルハウス→フラッシュ→ストレート→スリーカード→ツーペア→ワンペア→ハイカードとなります。
その役の中でもカードは強い順に、A,K,Q...3,2となり、同じ役でもより強い数字を持っていた人の勝ちです。
プリフロップ・フロップ・ターン・リバーの4つの段階があって、それぞれにチップを掛けたり(ベットまたはレイズ)参加しなかったり(フォールド)することができます。
基本的にゲームはディーラーボタンの左隣から時計回りに進み(最初はビッグブラインドの左隣から)、最後の段階で2人以上参加者がいるとカードを見せ合い勝敗を決めます。
勝ち方のコツとしては、最初に配られる2枚の勝率を理解するのが最初の一歩なのでした。
まだまだ、テキサスホールデムの戦略はあるので、また詳しい記事を更新しようと思います。よければSNSフォローお願いします。すぐに更新記事見ることができます。
当サイトでは他にも麻雀入門や免許を取った後すべきことについてまとめているので是非そちらもご覧ください!!