【所得税】年収500万だと税金いくら??【自動計算ツール付き】

2024/03/06

カテゴリー:work

所得税

Youtube

Youtube版更新しました!!

概要

こんにちは、ブックさんです!

会社に勤めている人は毎月の給与から少しずつ天引きされて、年末に少し返ってきますよね。

自分の稼いだお金からどれだけの所得税が引かれているか把握してる人は意外と少ないかもしれません。

この記事では、1年間に稼いだお金からどれだけ所得税が引かれているのか紹介しています。

計算する上で欠かせない概念の「控除」についてや、自動計算ツールもつけているので、ぜひ最後までご覧ください!!

目次

自動計算ツール

【年間給与所得】:万円
【株式の所得】:万円
【その他の所得】:万円
【年金・健康保険支払額】:万円
【扶養人数】:人(※70歳以上や19歳以上23歳未満を除く)
(半角数字で入力)
(例:50万5千円なら「50.5」と入力)

1年間に稼いだお金

去年1年間に稼いだお金を2/16〜3/15の期間に国に申告する作業が確定申告となります。

会社に勤めて、その対価として受け取る給与を始め、株やFXで出た利益も稼いだお金に入ります。

副業などもそうですね。ウーバーの配達員やポイ活サイトなどで20万以上の利益が出たら確定申告する必要があります。

控除とは?

上で色々な所得を紹介しましたが、1番稼いでも税金が取られにくいものが給与になります。

会社から労働の対価として個人に支払われる給与には給与所得控除というのがあって、55万円まで稼いでも税金がかかりません。

控除というのは、差し引くというのを意味していて、所得税の計算をするときには、1年間に稼いだお金から控除を全て差し引いてから、税率をかけて計算をします。

納税額=(1年に稼いだお金ー控除)❌税率

いろんな控除

給与所得控除以外にも、国民全員が受けられる基礎控除48万円(合計所得2400万以下の場合)

学生が受けられる勤労学生控除27万円(合計所得130万以下に限る)

1年間に支払った医療費を控除できる医療費控除

国民健康保険や年金などの社会保険料控除、養っている人がいると受けられる扶養控除など色々あります。

ただ、1番重要なのが、基礎控除と給与所得控除の2つで、多くの人が受けられる控除となっています。

給与所得控除の計算方法

給与所得が55万以下なら、単純に課税金額が0円になって終わりなのですが、それを超えると計算方法が少し複雑になります。

具体的には以下の表の通りに計算します。(厳密には所得税法別表第五を使うのですが、数百円違うくらいの誤差です)

給与額 控除額
〜162.5万 55万
〜180万 給与✖️0.4−10万
〜360万 給与✖️0.3+8万
〜660万 給与✖️0.2+44万
〜850万 給与✖️0.1+110万
それ以上 195万

例えば、300万の給与所得があると、3段目の計算方法を使用し、300✖️0.3+8=98万円が控除額になります。

そのため、300−98=202万円に税率をかけて、その結果が納税金額になります。

所得税率

もうここまででだいぶややこしいですが笑

あと少し、所得税率だけ紹介したらもう終わりです笑

1年間に稼いだ金額によって、所得税率は変わってきて、具体的には下の表の通りになります。

所得金額 税率 控除額
1000円〜 5% 0円
195万〜 10% 9.75万
330万〜 20% 42.75万
695万〜 23% 63.6万
900万〜 33% 153.6万
1800万〜 40% 279.6万
4000万〜 45% 479.6万

先ほどの例を使って、300万の給与所得があると、給与所得控除額が98万になって、202万が残ります。

そこから基礎控除48万を引いて、154万が残ります。

154万は1段目に当たるので、税率は5%、控除額は0円となり、154✖️0.05=7.7万が納税金額ですね。

もし、控除全部引いて、1000万が残ったとしたら、5段目に当たるので、税率は33%、控除額は15.36万

計算式は、1000✖️0.33ー153.6=176.4で、176万4000円税金として収めなきゃいけないということになります。

いやー書いてて疲れました笑ややこしすぎます笑

ややこしい具体例

番外編として、具体的なややこしい例を紹介していきます。

5歳の子と30歳の妻を持つ、エリートサラリーマンAさんの1年の収入は、会社からもらう給与が800万、

副業として株の利益100万、FXの利益50万、ウーバーの配達員で10万稼いだとします。

支出としては、厚生年金が80万、社会保険が80万とします。

これの所得税を計算していきます。

計算していく

株式だけは分離課税と言って、単独で税率20%をかけて、計算します。

それ以外の所得は、まず控除を引いて、全て合計し、最終的に税率をかけるという手順です。

控除の総額

Aさんの給与所得控除額は、上の表にのっとって計算すると、800✖️0.1+110=190万となります。

そのほかに使える控除は基礎控除48万、社会保険料控除が年金と保険を合わせて160万

奥さんも子供も扶養に入っているとすると、1人につき38万円が扶養控除として使えます。76万ですね。

これらを足すと、190+48+160+76=474万となります。これが控除の総額ですね。

所得の総額

所得の総額は株式以外の収入を足すだけでOKです。

800+50+10=860万ですね。

控除を引くと、860−474=386万が課税所得になります。

課税所得っていうのが、所得から控除を引いた金額のことですね。

税率をかける

いよいよ税率をかけていきます。

386万の税率は20%で、控除額が42.75万なので、386✖️0.2ー42.75=34.45万が収める税金になります。

あと、株式の税金があるので、100✖️0.2=20万も納めなきゃいけません。

結構このAさんの場合は控除がいっぱい使えたので、結構納税金額を抑えれていますね。

結構メジャーな控除を今回使ったのですが、他にもふるさと納税とかの寄附金控除や生命保険に入ってると受けられる生命保険控除などもあります。

まとめ

タイトルの年収500万だと税金いくらになるかは、上の自動計算ツールで計算してみてください!

なんとなく所得税についてしれたでしょうか??これを払ったら税金は終わりではなく、4月くらいに住民税というものも支払わなきゃいけないのですが、それはまた記事書こうと思います!

ぜひSNSフォローして更新をお待ちください!

関連記事・動画もぜひご覧ください!最後までご覧いただきありがとうございました!

関連する記事