ロミオとジュリエット -著:シェイクスピア- ネタバレ感想1

2021/12/11

カテゴリー:小説

ロミオとジュリエット背景

概要

ロミオとジュリエットは演劇などでよく取り上げられる題材ですよね。

意外ときちんと最初から最後まで話を知っている方は少ないのではないでしょうか?

あなたはなぜロミオなの?という有名なセリフどこで出てくるか知っていますか?意外と初めのほうで出てくるんですよ。

このページでは余計な部分を省いたネタバレを書いています!結構すぐ読めるので是非読んでみてください!

目次

ロミオとジュリエット

登場人物

ーモンタギュー家-ー-------

・モンタギュー…モンタギュー家の主人。

・モンタギュー夫人…モンタギューの妻。

・ロミオ…モンタギューの1人息子。恋に悩んでいる様子。

・ベンヴォーリオ…モンタギューの甥。

・エイブラハム/バルサザー…モンタギュー家の召使い。

ーキャピュレット家-ー-------

・キャピュレット…キャピュレット家の主人。

・キャピュレット夫人…キャピュレットの妻。

・ジュリエット…キャピュレット家の1人娘。

・乳母…ジュリエットの乳母。

・ティボルト…キャピュレット夫人の甥。

・サムソン/グレゴリ…キャピュレット家の召使い。

ーその他-ー-------

・ヴェロナ太守…ヴェロナの町を守る太守(警察)。

・パリス…ヴェロナ太守の縁戚。ジュリエットに恋をしている。

・マキューシオ…ヴェロナ太守の縁戚。ロミオの友人。

・僧ロレンス…ロミオとジュリエットの恋を助ける神父。

家系図

両家の争い

キャピュレット家の召使い、サムソンとグレゴリがヴェロナの広場を歩いています。

2人はモンタギュー家の悪口を言っていると、前からモンタギュー家の召使い、エイブラハムとバルサザーが登場します。

キャピュレット家の召使いは彼らに対して、指噛み(相手を侮辱するしぐさ)をします。エイブラハムがそれに怒ると、サムソンはただ指を噛んでいるだけだとあおります。

一触即発の雰囲気のところへモンタギューの甥のベンヴォーリオがやってきます。ベンヴォーリオはその喧嘩をなだめようとしますが、そこへキャピュレット夫人の甥、ティボルトがやってきます。

ティボルトは俺が相手だと剣を抜こうとしますが、ベンヴォーリオは仲裁にやってきただけだとなだめます。4人は喧嘩となり、そこへ市民たちも加わり大暴動となります。

さらにはキャピュレット・モンタギューとその夫人たちがやってきて、彼らまでも喧嘩に加わろうとしていた時、ヴェロナ太守(警察みたいな)とその家来たちが制止に来ます。

ヴェロナ太守によると、彼らは3度も街中で喧嘩をしているので、次喧嘩をすると命はないと脅します。さらにキャピュレットとモンタギューにはこの後出頭するように命じ、太守はその場を去ります。

ロミオの叶わぬ恋

ベンヴォーリオは主人のモンタギューへ経緯を説明しました。

加えてモンタギュー夫人にロミオはどこへ行ったのか聞かれ、ベンヴォーリオは朝早くに森を散歩しているのを見たが向こうが避けていたのでそっとしておいたと言います。

モンタギューもロミオが何度も森へ行くのを知っているが、理由はわからず聞いても答えないと嘆きます。ロミオの友人たちにも理由を話していないと言います。そこへロミオがやってきます。

モンタギューはベンヴォーリオに理由を聞き出してもらいたいとお願いし、夫人とともにその場を去ります。どうやらロミオは恋の叶わぬことを嘆いているようでした。

ベンヴォーリオは恋の相手を尋ねますが、ロミオは心の重荷をベンヴォーリオにも背負わせたくないと拒否します。

ベンヴォーリオは早く忘れたほうがいいといい、ほかの美女を見たほうがいいとアドバイスします。ロミオは彼女の美しさを余計引きたてるだけだと悲観的です。

パリス

そんな中、キャピュレットはヴェロナ太守の縁戚のパリスと話をしています。パリスはジュリエットと結婚をしたいとキャピュレットに頼んでいるのでした。

しかしキャピュレットはジュリエットがまだ年齢的に幼いと渋っていますが、パリスは世の中には彼女より若くて母親になっている人もいると食い下がります。

キャピュレットはジュリエットさえ了承すれば結婚を許すと言い、今度宴会を開く際にパリスも招待して、その時に彼女の心をつかむよう助言しました。

その宴会には美人たちも多く参加しており、その中でもやはりジュリエットというのなら良いとキャピュレットは言いました。

ロザライン

そのころキャピュレット家の召使いは宴会に招待する人の名簿を持って、参加者を探していますが、彼は文字が読めず文字の読めるものを探しています。

そんな時そこへロミオとベンヴォーリオが通りかかります。召使いはロミオに文字は読めるかと聞き、名簿をロミオに渡します。

ロミオは名簿を読み上げ、この人たちはどこへ招待されるのか聞きます。

召使いは自分はキャピュレット家のもので、宴会を開く予定なので、あなたもモンタギュー家のものでなかったら来てくださいと言い召使いは去ります。

ベンヴォーリオはその宴会にはヴェロナ中の美女が集まり、君の恋するロザラインも宴会にきているかもしれない。

そこへ行って、ロザラインとほかの美女を見比べると良いと助言しました。ロミオはロザラインは神でさえ見たことのない美女であると自信満々です。

そうしてキャピュレット家の宴会にロミオたちは参加することにしました。

キャピュレット家の宴会

キャピュレット家では、キャピュレット夫人はジュリエットを探しています。夫人は乳母に彼女を探させ、ジュリエットは2人の元へやってきます。

夫人はジュリエットに結婚についてどう考えているか聞くと、ジュリエットは考えたことがないと答えます。夫人はパリスがジュリエットを貰いたいと言っていると伝えました。

乳母と夫人はジュリエットに結婚してほしいようです。ジュリエットは宴会で自分の眼で確かめると答えました。そして宴会が始まります。

ロミオと友人2人、ベンヴォーリオとマキューシオは宴会へ来ていました。キャピュレットとその夫人、ジュリエットたちもお客をもてなすために出てきました。

ロミオはジュリエットの踊っているのを見て、ウエイトレスにあの美しい人は誰かと尋ねます。ロミオは本当の美しさを見たのは今夜が初めてだとジュリエットに一目ぼれしてしまいました。

その声を聞いたティボルトはモンタギュー家の者がこの宴会に忍び込んできていると怒ります。キャピュレットはそれをなだめ、ロミオはよくできた青年だし放っておいてやれと言います。

ティボルトはそれでも聞かなかったため、自分に逆らうつもりかと脅すと、ティボルトは不機嫌そうに帰っていきました。

ロミオはジュリエットの元へ行き、ジュリエットを口説き、キスをします。そこへジュリエットの乳母がやってきて、母親がジュリエットを呼んでいるといい、ロミオは乳母に母親は誰か聞きます。

すると乳母はキャピュレット夫人だと答え、ロミオは恋をしたのがキャピュレット家の1人娘だと知り、絶望します。ベンヴォーリオは潮時だと言い、ロミオたちは宴会を後にします。

ジュリエットは乳母に今の人は誰か尋ねると、乳母は知らないと答えます。ジュリエットは行って名前を聞いてきてくれと頼み、乳母は聞いてきて、ジュリエットは彼がロミオだということを知ります。

ジュリエットも恋をした相手が仲の悪い家の者だと知り、絶望します。

あなたはなぜ、、、

ロミオはキャピュレット家の庭園に忍び込んでいました。ベンヴォーリオとマキューシオは彼を探しますが、見つからずあきらめて帰りました。

そんな時2階の窓にジュリエットが現れます。ロミオはその窓に向かって口説き文句を言います。もう一度話がしたいとロミオはジュリエットへ訴えかけます。

ジュリエットはあなたはなぜロミオなの?とロミオに向かって言いました。

もしロミオが家の名前を捨ててくれるなら私も家の名前を捨てましょうとジュリエットもロミオのことを愛している様子です。

ジュリエットはどうしてこんな危ない場所へ来たのかとロミオへ尋ねます。ロミオはジュリエットを愛しているが故だと答えました。

その後愛の言葉を2人は掛け合っていると、乳母がジュリエットを呼ぶ声が聞こえます。一度乳母のところへジュリエットは行き、またジュリエットは戻ってきました。

もし結婚するつもりなら明日使いをやるので、いつどこで式を行うのかその使いの者に伝えてほしいとジュリエットはロミオに伝えます。乳母はまたジュリエットを呼んでいます。

ロミオは明日9時に使いを送ってほしいと言い、ジュリエットは了承し、もう朝なので帰ってほしいけど、別れがたいと名残惜しそうです。

ロミオはこれから神父様のところへ行くと言い、その場を去りました。

僧ロレンスに仲介

ロミオが僧ロレンスのところへ行くと、彼は神に向かって懺悔をしていました。ロレンスがロミオに気づくと、こんな朝早くからどうしたと尋ねます。

僧ロレンスはさてはロザラインと一緒にいたなと予想すると、ロミオはロザラインの名前など忘れてしまったと言います。

加えて、キャピュレット家の1人娘に恋をしてしまったとカミングアウトします。ロミオはどうにか私たちを結婚させてほしいとロレンスに頼み込みます。

ロレンスはあんなに恋焦がれていたロザラインを忘れてしまったのかと呆れますが、両家の仲が悪いのが治るかもしれないとその依頼を受けました。

そのころマキューシオとベンヴォーリオはロミオを探していました。そこへロミオが登場します。

マキューシオは昨日行方をくらましたことを怒ります。ロミオはなぜか上機嫌そうです。3人が言い争っていると、そこへ乳母とその家来ピーターがやってきます。

結婚の儀式

乳母はロミオを探していて、彼に話があると言います。ロミオたち3人は乳母を散々馬鹿にしています。乳母は怒り、ピーターにも八つ当たりをしています。

ロミオは乳母に今日午後僧ロレンスのところへきてほしい、そこで結婚の儀式をしたいとジュリエットに伝えてほしいと言います。乳母はそれを了承します。

ロミオは加えて、乳母が塀の陰で隠れていて、そこへロミオの家来が縄梯子を持っていくからそれを受け戸てほしいと頼みました。

乳母はロミオの他の2人は信用できる人なのかと心配そうです。乳母はジュリエットの意思を尊重したいのだとロミオに伝え、その場を去ります。

ジュリエットは乳母を使いに出して3時間帰ってこないので心配していました。そこへ乳母とピーターが帰ってきます。

乳母はジュリエットの返事をせかすのにあきれながら、ロレンスのところへ行くよう伝えました。

僧ロレンスの部屋では、ロレンスとロミオが懺悔をしています。そこへジュリエットがやってきました。そして結婚の儀式が始まります

結末

ベンヴォーリオとマキューシオの2人はヴェロナの町を歩いています。ベンヴォーリオはもしキャピュレット家の者と出会ってしまえば喧嘩になってしまうと帰りたがっています。

2人はどっちが喧嘩っ早いかで言い争っていると、そこへティボルトたちが現れます。ティボルトはベンヴォーリオたちに話しかけ、そのまま口喧嘩を始めます。

そんなところにロミオが現れました。ティボルトは自分の喧嘩相手が現れたと嬉しそうです。ロミオはティボルトを愛さなければいけない理由ができたのだとその場を去ろうとします。

しかし、ティボルトはこれまでの無礼を許すことができないと怒っています。ロミオは無礼をしたことは一度もないと言い返します。

マキューシオはロミオにご機嫌取りはやめろと怒っています。ロミオはマキューシオをなだめていると、ティボルトはロミオの腕の下からマキューシオを刺し逃げてしまいました。

マキューシオの傷はかなり深そうです。ロミオになぜ止めたのだと怒ります。ベンヴォーリオはマキューシオを近くの家へ運んでいきます。

ロミオは自分のせいで友人のマキューシオが致命傷を負ったことを嘆き、ジュリエットの美しさが自分を弱虫にさせたと悲しんでいます。

ベンヴォーリオはそこへ戻ってきて、マキューシオが死んでしまったことを伝えます。そこへティボルトが帰ってきました。

ロミオは怒り、ティボルトと決闘をします。その結果ティボルトは倒れ死んでしまいました。ベンヴォーリオはロミオに死刑になってしまうから逃げろと言います。

ロミオは逃げ、そのあと太守がやってきます。ベンヴォーリオは太守にいきさつを正直に話しました。

キャピュレット夫人はモンタギュー家の者の言うことなど信じられないと疑っています。

太守はそれを聞いて、ロミオをヴェロナの地から追放するということを言い渡しました。加えて人殺しを許すような優しさはさらなる殺しを産むのだと言いました。

感想

これで物語の前半となります。はじめロミオがジュリエットではない女性に恋をしていたのは知らなかった人が多いのではないですか?

自分も読むまで知りませんでした笑。また「あなたはなぜロミオなの?」という名言も出てきましたね。

いがみ合う両家の悲しみが良く表現されていると思います。

ロミオは結婚したばかりなのに追放になってしまいました。これからロミオはどうしていくのでしょうか。

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